お義母さんと膵がん 53

お義母さんと膵がん

排泄、入浴、食事、身の回りのことを自分で行うのが困難になってきた時、どうするか。先生のいうように、かなりのマンパワーがいる。
ヘルパーさんや、近所のご友人のお力添えもあって、おかあさんは一人暮らしのまま、ここまできたけれど、もう一人で暮らすのは限界だと思った。

夫と私で、一刻も早くこちらへ来るべきだ。

頭ではそう理解しているのに、私は決心できずにいた。
情けない。

最初の退院後、しばらくこちらに滞在した際に、私は疲れ果ててしまった。↓

次の退院後、おかあさんの状態が少し上向いたこともあり、こちらで暮らす話はなんとなく先延ばしになっていた。

週末に通いながら、「もう少しこのスタイルで行けるだろうか…」などと考えてしまう自分がいた。

夫は、もっともっと早い段階で来たかったと思う。
(夫の仕事が忙しかったことも、先延ばしの一因ではあるが)

このことは、今も私の心の中にしこりになって残っている。
病気で辛い時に、おかあさんをひとりきりにさせてしまった。
おかあさんは、ひとり寝室のベッドでどんな気持ちで横たわっていただろうか。

毎日送るメールも、おかあさんが心配なのもあるが、罪悪感を打ち消したくて必死の、自分本位なもののように感じた。

「ひとりの時間も必要よ」と言ってくれたし、そういう時があるのは事実だろう。

おかあさんが本当は何をどう考えていたのかは、もう聞くことはできないし、仮に聞いていたとしても、本当の気持ちを話してもらえたかどうかなんてわからない。

今もおかあさんに対する後ろめたさは、消えない。

この後ろめたさを、誰かの役に立つことで昇華させられたら、おかあさんも空の向こうから「よかったね」と言ってくれるだろうか。




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