お義母さんと膵がん

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お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 62

おかあさんの全体重が身体にずっしりと、のし掛かってくる。おかあさんは足に力が入っておらず、床に着地しても、するっと滑って宙に浮く。このまま、夫と私の介助で階段を降り切れるとは思えない。 一階にベッド、置いておけばこんなことに...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 61

12月の暗い明け方、あまり力の入らない手でタンバリンを鳴らすおかあさん。シュールな光景に「なんで私はタンバリンをチョイスしてしまったんだ…!ごめんなさい」と思った。 急に身体が弱ってしまったから、ワイヤレスチャイムだ...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 60

おかあさんは風呂場で何度も声を出したが、夫には届かなかった。夫が気がつくまで、おかあさんは風呂場の冷たいタイルの上で、起き上がれず、ただ横たわっていた。夫が気がついた時には、すっかり身体が冷えきってしまっていた。 腹水と足の...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 59

おかあさんは、はちみつレモンを本当に美味しそうに飲んだ。 レモンを絞りながら、ずっと何も食べていない空の胃に、刺激強くないだろうか…とよぎったけど、お湯で希釈してるし、欲しいと思えるものなら大丈夫かな…?と考えてしまった。 ...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 58

病気になってこれまで、大きい痛みはなくすごせていた。この日は、おかあさんのリクエストでポトフを作ってきていたけど、食べられる状態じゃなかった。 おとといから煮込んでいたスペアリブは、とろとろで柔らかかった。スペアリブを煮るよ...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 57

先週までは、自分で起き上がれていたおかあさん。病気になって、痩せてしまったけど、身体には力が入っているように見えた。 今、目の前にいるおかあさんは風が吹いたら、細い肩が浮いて飛んで行ってしまいそうだ。心なしか、一週間前よりゲ...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 56

「待望のくまたぱん、おかあさん喜ぶね」「お砂糖たっぷりだけど、血糖値大丈夫だろうか…」とか言いながら、おかあさんのところへ向かった。 コロンと可愛いフォルムで、外側はこんがりサクサクの生地、中はほろほろのこしあん。芳ばしくて...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 55

「懐かしいものが無性に食べたい」って、何だかわかる気がする。 子供の頃に好きだったもの、青春時代に食べたもの、家族で食べたもの…郷愁を感じる食べ物ってあるよね、と3人で話した。 おかあさんにとって、そのひとつがプッチン...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 54

おかあさんの足は、見違えるほどスッキリしていた。マッサージの効果に3人で驚いた。 加えて、週に一度訪問看護の方が足のマッサージをしてくださり、とてもありがたかった。 この頃おかあさんは、こんなメールをくれた。 「...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 53

排泄、入浴、食事、身の回りのことを自分で行うのが困難になってきた時、どうするか。先生のいうように、かなりのマンパワーがいる。ヘルパーさんや、近所のご友人のお力添えもあって、おかあさんは一人暮らしのまま、ここまできたけれど、もう一人...
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