2021-06

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お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 66

おかあさんの検査がおわるのを、夫とロビーで待った。病院の中は暖房が効いていて、マスクをしていることもあり、のぼせて気持ち悪くなってきた。朝食を食べる間もなく救急車に乗ったので、お腹も空いてきた。私って煩悩まみれだな…と、落ち着きな...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 65

やっと息をしているだろう中、「これは部屋着だから、出かける用の服に着替えたい」と言うおかあさんに驚いた。 おかあさんが「着替えたい」というお洋服をバッグに詰め、入院用の荷物を持ち、夫と私も救急車に同乗させてもらった。 ...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 64

タカダさんは、おかあさんをほぼ担いで一階まで降りた。めちゃめちゃなパワフルさだ。夫と私も少しサイドで支えていたけど、それにしたってすごかった。 「歩けなくなったって、這ってでも二階に行って寝る」と言っていたおかあさんも、じっ...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 63

おかあさんは、階段に座り込んでしまった。息も絶え絶えと言っても過言ではないくらい、しんどそうだった。「歩く・階段を降りる」一週間前まで、できていたことが今はこんなにも体力を消耗させる事に変わってしまっていた。
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 62

おかあさんの全体重が身体にずっしりと、のし掛かってくる。おかあさんは足に力が入っておらず、床に着地しても、するっと滑って宙に浮く。このまま、夫と私の介助で階段を降り切れるとは思えない。 一階にベッド、置いておけばこんなことに...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 61

12月の暗い明け方、あまり力の入らない手でタンバリンを鳴らすおかあさん。シュールな光景に「なんで私はタンバリンをチョイスしてしまったんだ…!ごめんなさい」と思った。 急に身体が弱ってしまったから、ワイヤレスチャイムだ...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 60

おかあさんは風呂場で何度も声を出したが、夫には届かなかった。夫が気がつくまで、おかあさんは風呂場の冷たいタイルの上で、起き上がれず、ただ横たわっていた。夫が気がついた時には、すっかり身体が冷えきってしまっていた。 腹水と足の...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 59

おかあさんは、はちみつレモンを本当に美味しそうに飲んだ。 レモンを絞りながら、ずっと何も食べていない空の胃に、刺激強くないだろうか…とよぎったけど、お湯で希釈してるし、欲しいと思えるものなら大丈夫かな…?と考えてしまった。 ...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 58

病気になってこれまで、大きい痛みはなくすごせていた。この日は、おかあさんのリクエストでポトフを作ってきていたけど、食べられる状態じゃなかった。 おとといから煮込んでいたスペアリブは、とろとろで柔らかかった。スペアリブを煮るよ...
お義母さんと膵がん

お義母さんと膵がん 57

先週までは、自分で起き上がれていたおかあさん。病気になって、痩せてしまったけど、身体には力が入っているように見えた。 今、目の前にいるおかあさんは風が吹いたら、細い肩が浮いて飛んで行ってしまいそうだ。心なしか、一週間前よりゲ...
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